喜界島とは
喜界島は鹿児島から南に約380km・奄美大島の東に約25km。太平洋と東シナ海のぶつかる東経130度00分の洋上に浮かぶ隆起珊瑚礁の島です。総面積は56.94km2、周囲48.6km。島の大半が隆起サンゴ礁で、今でも年間平均2mmという驚異的なスピードで隆起し続けており、学術的にも貴重な島です。 基幹産業は農業で、島一面にサトウキビ畑が広がり、サトウキビから作られる黒糖、黒糖焼酎は島の特産品となっています。また国内最大のゴマの産地としても知られています。
喜界島の観光
喜界島島内には奄美十景の1つ、百之台公園を始め、美しいスギラビーチやハワイビーチ、古くから残るサンゴの石垣など数々の名所があります。近年はダイビングスポットとしても注目をされています。
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喜界島の自然
自然豊かな喜界島には、亜熱帯性の植物が豊かで、ガジュマル・フクギ・ソテツなどの巨木があります。蝶の島としても有名で、別名、南の島の貴婦人と呼ばれるオオゴマダラは町の保護蝶に指定され、渡り蝶アサギマダラなども生息しています。
また、島内にハブは生息していませんので、安心して自然と触れ合っていただけます。
喜界島の気候
気候は亜熱帯海洋性で、年間平均気温22℃。同じ亜熱帯気候の奄美大島に比べると、雨は圧倒的に少なく、晴れ間も多く感じます。 年間を通して温暖な気候ではありますが、冬場は平均最低気温が13℃で、風が強く、体感温度は低く感じられます。6月下旬から7月上旬に梅雨明けしますが、気象庁の発表を待たなくても体で梅雨明けを感じます。カラッと晴れて強い日差しとなりますが、32℃程度が最高気温なので東京よりも涼しいです。ただし、台風の当たり年などは毎週台風が通過していくこともあります。
喜界島の人
約6,700人の島民は37の集落に分かれて住み、それぞれ独自の伝統文化や方言などを大切に伝えています。
喜界島の歴史
歴史的にも重要な史跡が残る喜界島。12世紀、平家追討の密儀を謀った俊寛の流刑の地と言われ、島内には俊寛の座像があります。また、近年発掘された城久遺跡群の調査では、古代から中世にかけての遺跡や遺物が多数見つかっており、日本史を覆す可能性もあると言われ、いま考古学・歴史学者の熱い視線を浴びるスポットです。
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喜界島の交通事情
喜界島循環線(県道619線)が外周約50kmを一周し、628線が島を湾~浦原を横断する道路となっています。喜界島の公共交通機関はバスだけで、電車は走っていません。島民のほとんどがバスを使わず、マイカーを利用しています。
路線バス
島を時計回りのルート(北本線)、反時計回りのルート(南本線)、横断するルート(中央線)の3つの路線があります。飛行機の発着に合わせてバスは運航しており、他のバス停でも約60分間隔でバスがやってきます。 運賃も150円~300円と割安です。島内散策などには、一日に何度でも乗降車できる「一日乗車券」(800円)もお勧めです。
バスの詳しい情報はこちら(喜界バス営業所、TEL:0997-65-0061)
その他の交通手段
タクシー、レンタカー、運転代行、レンタサイクルが利用できます。
詳しくは「観光・体験」をご覧ください。
タクシーは島内の台数が限られる為、利用する場合は、タクシー会社に電話しましょう。
レンタカーは、湾、中里で借りることができます。
レンタカー利用時にアルコールを飲む場合には、運転代行サービスがあります。料金は喜界島の繁華街のある湾から佐手久まで、おおよそ3,000円程度です。利用する時は、直接、運転代行会社に電話するか、現地のお店等でお訪ねください。
レンタサイクルで島内を回ることは可能ですが、多少のアップダウンがあります。