以前は、公園全体が遠浅の海であり幼稚園児たちのプール代わりになっていました。民謡、『塩道長浜節』の舞台であり、「盛里」と「けさ松」の悲恋物語『塩道長浜伝説』が伝わっています。
塩道長浜伝説
昔、喜界の長嶺集落にケサマツという絶世の美女がいた。
島中の若者がこの美女に思いを寄せていた。
ある日一人の若者がケサマツにいいよった。
ケサマツはその青年に馬が逃げないように青年の足に馬の手綱を結ばせた。
その瞬間ケサマツは手にした傘をパッと開いた馬は驚いて走り出した。
青年は長い砂浜を馬に引きずられ無惨な死を遂げた。
その後、塩道長浜では夜な夜な赤子の泣き声がしたという。
それはケサマツのあせ肌故に死んだ我が子の魂だよと、青年の父親が嘆いた。
それで長浜につながれた馬には、どんなに疲れていても載るなよと言い伝えた。
基本情報
住所 | 鹿児島県大島郡喜界町塩道 |
アクセス | 空港から車で20分 |
駐車場 | あり |